【社説】韓日米首脳間電話会談、これ以上遅らせる理由がない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.02 08:55
青瓦台(チョンワデ、大統領府)が昨日、夏期休暇中にある文在寅(ムン・ジェイン)大統領の写真を公開した。五台山(オデサン)登山道で出会った市民らと挨拶を交わす場面などが写された写真だ。文大統領は慶南昌原(キョンナム・チャンウォン)に移って残りの休みをとる予定だという。北朝鮮のミサイル発射で韓半島(朝鮮半島)情勢が大きく悪化しているが、状況管理に隙間がないなら大統領の休暇自体はどうのこうのする事案ではない。「予定された休みをとらなければ国民がより不安を感じるだろう」という青瓦台側の説明はそれなりに一理がある。海軍司令部がある昌原では北朝鮮の関連動向の報告を受けて軍指揮権を行使するのに特別な支障がないという。
問題は国際連携など後続対策の準備だ。北朝鮮のミサイル挑発以降、米国と日本は緊迫した態度で動いている。トランプ米大統領は安倍首相と50分間以上電話会談を行って弾道ミサイル防衛(BMD)体系の強化対策などを協議した。中国とロシアは反発の度合いを高めた。中国は文在寅政府のTHAAD発射台の追加配備を非難した。プーチン露大統領は制裁案に対する報復として米外交官数百人に対する追放方針を明らかにした。周辺4強が衝突する兆しで「8月危機説」まで出ている。