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韓経:中国のTHAAD報復、韓国自動車・化粧品の利益半減

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.27 10:01
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現代自動車とアモーレパシフィックの4-6月期の純利益が1年前に比べて半減した。中国の「THAAD(高高度防衛ミサイル)報復」で自動車・化粧品業界の苦戦が予想されていたが、これほどの衝撃は予想できなかったという分析だ。特に現代車は中国現地の部品供給システムと流通システムに支障が生じるほど打撃を受けたという。

現代車は26日、4-6月期の実績を売上高24兆3080億ウォン(約2兆4300億円)、営業利益1兆3445億ウォン、当期純利益9136億ウォンと発表した。売上高は前年同期比1.5%減にとどまったが、営業利益は23.7%減、純利益は48.2%減となった。

 
純利益は前年同期比8500億ウォン減少した。純利益が1兆ウォンを下回ったのは国際会計基準(IFRS)が適用された2010年以降初めて。

現代車の関係者は「中国現地合弁会社の北京現代(持ち株比率50%)の実績悪化で持分法の評価利益が大きく減少したため」と説明した。

中国で「Kビューティーブーム」を起こした韓国化粧品企業も直撃弾を受けた。韓国で化粧品最大手のアモーレパシフィックグループは4-6月期の売上高が1兆4130億ウォン、営業利益は1304億ウォンだった。前年同期比それぞれ17.8%減、57.9%減となった。同じ期間、純利益も2467億ウォンから999億ウォンへと59.5%も減少した。化粧品業界はTHAAD報復による売上高への打撃が下半期まで続くと予想している。

このほかの業種にも被害が出ている。中国政府の直接・間接的な介入で6月に韓国を訪問した中国人旅行客は前年同月比64%も減少した。韓国国内の免税店の売上高も急減した。中国に進出したロッテマート99店舗のうち87店舗は閉鎖した。

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