韓経:「100年企業」京紡、最低賃金引き上げで光州工場を海外移転
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.25 09:15
1919年に京城紡織としてスタートした韓国国内1号上場企業の京紡が光州(クァンジュ)の綿糸工場の半分をベトナムに移す。来年から時給7530ウォン(約751円)に上がる最低賃金に対応するのが難しいと判断したからだ。京紡は繊維産業が斜陽産業となってからも工場の自動化、製品のプレミアム化などで国内の工場を維持してきた。
キム・ジュン京紡会長(54)は24日、韓国経済新聞のインタビューで「きょう取締役会を開き、光州工場のベトナム移転を決めた」とし「繊維産業の限界を克服するために努力したが、来年度の最低賃金16.4%引き上げが決定し、これ以上は乗り越える余力がないと判断した」と述べた。京紡は国内で運営する光州・龍仁(ヨンイン)・半月(バンウォル)工場のうち最も最新式設備を備えた光州施設を移転する。5万5000錘の綿糸を生産する設備のうち2万5000錘の施設だ。