韓経:【コラム】失われた20年? 鼻で笑う日本
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.01 11:21
「またその話ですか。もうやめてもいい時期だと思うが…」。30日(現地時間)に会ったある日本企業の幹部A氏は、「韓国が日本の失われた20年を踏襲するおそれがある」という国際通貨基金(IMF)報告書について意見を述べてほしいという記者の言葉に対し、「もし韓国が日本のようにバブル崩壊状況に直面すれば、20年どころか10年も持ちこたえられない」と断言した。
業務上ソウルと東京をよく行き来するA氏の分析はこうだ。日本は低物価、低消費、低成長から抜け出せず国の借金が国内総生産(GDP)比200%を超えるが、「生活の質」は他の国に比べて非常に良いということだ。
日本の失業率は3%と完全雇用レベルであり、青年の失業率も4%半ばにすぎない。コンビニのアルバイトだけでも基本的な生活が可能なほど最低賃金が高い。内需の比率が60%を超える経済構造は、世界が極端な保護主義に転じても日本の企業が乗り越えられる「規模の市場」を提供する。東芝など数社を除いて多くの日本企業の財務構造は依然として安定している。技術競争力も過去の地位を失っていない。