韓米首脳会談の結果、成功か失敗か(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.04 16:51
先月30日、ワシントンで開かれた文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ大統領の初首脳会談は今後4~5年間の韓米関係を占う大変重要な会談だった。この間、文正仁(ムン・ジョンイン)統一外交安保特報がワシントンで行ったセミナーで米国戦略資産と韓米連合演習の縮小およびTHAAD配備に対して厳しい環境影響評価をしなければならないという発言で韓米間対立が高まっている中、今回の首脳会談が開催された。そのため、北朝鮮の核とミサイル問題、THAAD配備、防衛費分担、貿易不均衡など懸案をめぐる韓米間の立場の違いによって2003年、盧武鉉(ノ・ムヒョン)-ブッシュ首脳会談と同じ衝突が再現されるのではないかという恐れがあった。
しかし、文在寅大統領とトランプ大統領の初首脳会談はそのような懸念を払拭させるのに十分だった。文大統領はワシントンに出発する前に、北核凍結と連合演習の縮小は連携されずTHAAD配備を覆す意思がないということを数回にわたって言及することで米側の懸念を相当解消した。また、文大統領が到着初日、長津湖(チャンジンホ)戦闘記念碑で6・25(韓国戦争)参戦老兵の心を打った演説と米上院議員との懇談会を通じて韓米同盟の価値と重要性を強調することで安保分野の懸案はすでに水面下に姿を消した。