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<韓米首脳会談>専門家が選んだ主要場面

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.03 09:11
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韓米首脳会談で最も印象深い場面を尋ねる質問に対し、統一・外交・安保専門家11人のうち7人は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の長津湖(チャンジンホ)戦闘記念碑への献花と記念演説を選んだ。

尹徳敏(ユン・ドクミン)元国立外交院長は「文大統領が記念演説中に涙を流す参戦老兵を眺める場面が非常に印象的だった」とし「その場面一つで米国が文大統領に対して抱いていた疑問を解消することができた」と述べた。

 
シン・ウォンシク高麗大アジア問題研究所研究教授も「韓国のために犠牲になった米国人に対する礼遇を表現することで米国国民に大きな感動を与えた」と評価した。

洪圭徳(ホン・ギュドク)淑明女子大教授も「本人が失郷民の家系ということを浮き彫りにしながら韓米同盟の価値を自然に強調した点は、米国民の信頼を確保するうえで大きかった」と述べた。

魏聖洛(ウィ・ソンラク)ソウル大客員教授は首脳会談直前に米財務省が台湾への武器販売と中国の銀行に対する制裁を発表した点を取り上げた。魏教授は「この発表が韓米首脳会談中に議論された主な懸案に影響を及ぼした重大な状況変化であるため」と説明した。

一方、統一・外交・安保専門家の多くは政府が成果として強調した「南北対話に対するトランプ政権の支持」をむしろ残念な点に挙げた。全賢俊(チョン・ヒョンジュン)東北アジア協力院長は「米国の支持がより明示的であればよかった」とし「会談の直前に米国の中国銀行制裁が同時に行われたのをみると、状況の変化によっては米国が南北関係にブレーキをかける可能性が残っている」と分析した。

北朝鮮の核問題解決法をめぐり韓米間に具体的な合意がなかった部分も指摘された。魏聖洛教授は「高高度防衛ミサイル(THAAD)問題を収拾するため、北核・通商・防衛費問題など我々の実質的な利害に関係する問題をまともに防御できなかったという印象を受けた」と話した。

尹徳敏元院長も「首脳会談を控えて精製されていないメッセージで米国内に不必要に広がった疑問を払拭するのに少なくない時間と外交的資産を動員するしかなかった」と指摘した。

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