韓国経済が成長を続けていくためには先進国の景気回復の動きを積極的に活用するべきだという意見が出ている

韓国銀行は４日に発刊した報告書「海外経済フォーカス：主要先進国の景気回復の特徴と持続可能性の評価」を通じて、「主要国の景気は昨年下半期以降、共助化傾向を示しながら徐々に回復しつつある」と評価した。

報告書は「先進国の景気回復が継続し、世界の交易も拡大していくことが予想される」とし「これを効果的に活用する政策を推進し、韓国経済の成長モメンタム（動力）を強化していかなくてはならない」と指摘した。

続いて「輸出景気の回復が所得増大を通じて内需活性化に肯定的な影響を及ぼさなければならない」とし「雇用効果が大きな中小・中堅企業に対する貿易金融を拡大したり海外市場の開拓を支援したりするなど、輸出奨励政策を積極的に推進しなければならない」と伝えた。

ただし、報告書は「先進国の景気回復過程で、保護貿易の強化などリスク要因も潜在している以上、主要２０カ国・地域（Ｇ２０）や世界貿易機関（ＷＴＯ）などの協力体に積極的に参加し、自由貿易秩序が保たれるよう努力していかなくてはならない」と提案した。