【社説】米国の対北制裁強化法…重要なのは韓国の安保観だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.06 13:12
米下院が昨日、歴代最も強力な新しい対北朝鮮制裁法案(対北朝鮮遮断及び制裁現代化法案)を賛成419票・反対1票という圧倒的な票差で可決した。人道的な目的の重油を除いた対北朝鮮原油輸出と北朝鮮の労働者輸出を禁止するのが主な内容だ。特に今回の法案では制裁の対象と行為を具体的に細分化した。中国への圧力を通じて北朝鮮経済を支えるエネルギーと資金源を遮断するという意志が込められている。
今年に入ってからも続いた弾道ミサイル発射と6回目の核実験の準備まで終えた北朝鮮をこれ以上容認しないという強い警告だ。特に共和・民主両党が超党派的に今回の対北朝鮮制裁強化法案を共同で発議し、異例にも迅速に議決して上院に渡ったということは注目すべき点だ。米議会も北朝鮮の核・ミサイル脅威の深刻性をトランプ政権と共有しているという点を明確にしたのだ。