【時論】韓国の安保、努力なく言葉だけでは解決できない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.04 13:22
北朝鮮の核・ミサイル試験で韓半島(朝鮮半島)危機が強まりながら北東アジアの安保地形も急激に動き、不安定性も高まっている。米国は米中首脳会談後、北朝鮮に対する経済制裁と先制打撃の可能性を表し、高度な制御された圧力(controlled pressure)と既成事実化(the fait accompli)という攻勢的な危機管理戦略で朝中両国を圧迫している。
その間、対北朝鮮制裁に消極的だった中国は過去とは違い、北朝鮮産石炭輸入および平壌(ピョンヤン)航空路線の中断に続き、原油供給縮小などの措置で北朝鮮を締めつけ、米国の要請に応じる局面だが、これが持続可能かどうかは未知数だ。一方、日本は北朝鮮の核・ミサイル脅威を過度にあおり、迅速な軍備増強と「普通の国」化の契機にしようという姿だ。このように韓国の周辺国は自国の利益の保護のために利害関係国(stake-holder)との対立も辞さず、域内勢力の再編に積極的に対応している。