【コラム】中国よ、米国よ、韓国が屈すると思うのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.05 09:02
弱者を苦しめる強者は卑劣だ。この世は汚く、卑劣なものだ。選挙の前後にはなおさらそうだ。冬の聴聞会で正義の使徒のふりをした14人もそうであり、高高度防衛ミサイル(THAAD)をめぐる米中の動きは見苦しい。人生でも外交でもやはり永遠の敵や同志はいない。
もともと見出しに米国はなかった。トランプ米大統領のあきれるような発言リレーを見て入れることになった。THAAD論争はもうつまらない。異例に機敏に動いた韓米政府のおかげで配備は既成事実化した。トランプ大統領がTHAAD配備費用分担を実際に要求してくればどうなるのか。持って帰れと言えばよいことだ。撤収費用は私の税金でも負担する用意がある。中国の韓国たたきはすでに度を過ぎているし、トランプ大統領の大統領でなく商売人のような発言はもう驚くことでもない。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長(トランプ大統領によれば「かなり賢い奴」)だけが笑って計算機をたたいているはずだ。