【噴水台】中国の「無礼外交」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.16 10:14
1986年4月、全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領の英国訪問を控えて青瓦台(チョンワデ、大統領府)は特別な要求を出した。滞在予定のロンドン最高級Cホテルの部屋の窓を全て防弾ガラスに変えてほしいというものだった。83年ミャンマーのアウンサン・テロ事件(ラングーン事件)の経験もあってのことだった。だが、英国政府は聞く耳さえ持とうとしなかった。「数多くの首脳が行き来したが、防弾ガラスがなくても何事もなかった」ということだった。結局、全大統領夫妻は韓国大使官邸で泊まらなければならなかった。
このように勝ち気の英国政府が、昨年10月の習近平中国国家主席の訪問時には難しい中国側要求をほとんど飲んだという。英国エリザベス女王が保安を担当していた警察首脳部に「当時、中国人は非常に無礼だった」と不平を漏らした映像が今月11日公開されてその秘話が明るみになった。