【コラム】韓国大統領選の最後に残された変数(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.26 16:34
(1)文在寅(ムン・ジェイン)候補が大統領になるか=「ゲーム終了」を宣言するには不安だ。支持率が40%まで上がったが、2012年大統領選当時に得た48%まで上昇する公算は大きくない。沈相ジョン(シム・サンジョン)候補(5%)が持ちこたえており、湖南(ホナム)と進歩の一部が安哲秀(アン・チョルス)候補に向いていることを考えれば、文在寅候補の支持率は40%台前半を最大値と見るべきだ。誤差範囲を考えると、38~43%が最終得票率になる可能性がある。洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補・劉承ミン(ユ・スンミン)候補が10%台を超えることができないと仮定すれば、2012年大統領選で朴槿恵(パク・クネ)前大統領を選んだ51%の有権者層が「文在寅だけは阻止しよう」という考えで安哲秀候補に戦略的投票を行うとしたら勝負はひっくり返られる可能性もある。
現在の安哲秀候補の支持率は39%台から30%台まで下がった。しかし、消えた9~10%ポイントは文在寅候補に行かなかった。洪準杓候補と劉承ミン候補に少しずつ行き、残りは「支持する候補がいない」という流動票として残っている。このために、安哲秀候補の支持率が2週間連続で墜落しているにもかかわらず、文在寅候補の支持率は40%台にとどまっている。彼の拡張性の限界がもう一度露わになっている。流動票は結局、(1)安哲秀候補(2)洪準杓候補(3)棄権の中で一つを選択するだろう。