売却価格の急騰で悩む東芝
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.12 09:21
東芝メモリの買収戦をめぐり日本政府が頭を悩ませている。台湾の鴻海精密工業が東芝が拒否しにくい買収価格を提示したからだ。技術保護か、実利かの決断だけが残っている。
ウォールストリートジャーナル(WSJ)は鴻海が東芝メモリ買収価格として270億ドル(約3兆円)を提示したと10日(現地時間)報じた。韓国のSKハイニックスや米国のブロードコム、ウエスタンデジタルなどの入札価格は1兆5000億-2兆円ほどだ。東芝が最初に提示した売却希望価格(2兆5000億円)を上回る。日本政府と東芝はセキュリティーと技術流出を懸念し、中国企業に売却するのは難しいという立場を明らかにしてきた。これに対し鴻海が入札価格を大幅に高める戦略をとったのだ。