【時視各角】米中に捨てられる韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.10 07:59
米中首脳のフロリダ祭りは終わった。トランプ大統領は何かを捕食しなければいけない猛獣のようにうなった。彼は「我々は長い対話をした。しかし私が得たものは何もない」とハングリーなボクサーのように語った。米国の大統領として非常に品格が落ちる言葉のように聞こえた。しかし彼の就任演説の「米国を安全にし、米国人に職場を与える」という部分を思い出した。安全と雇用に向けた彼の強迫観念に近い執念と理解した。習近平国家主席の接近法は相対的に優雅だった。「中国と米国が協力すべき理由は1000件あるが、関係を壊す理由は一つもない」と述べた。言葉はもっともらしいが、少しでも利益がかかれば顔色を変えてくる「小人は面を革む」という言葉が思い出され、苦笑が出た。
結局、トランプ大統領は大きなものを手にした。いわゆる「貿易100日計画」だ。今後100日以内に米中間貿易不均衡を明確に改善することで習近平主席と合意した。習近平主席も所期の目的を達成した。戦雲が漂う南シナ海で軍事的衝突を予防する装置を用意した。両国が経済と安保を一部ずつやり取りした姿だ。