韓経:【社説】「日本は核心同盟、韓国はパートナー」と述べた米国務長官
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.21 09:19
ティラーソン米国務長官の韓日中3カ国訪問が先週末に終わった。言葉は多かったが、全体的には疑問符が付くしかない。乱麻のようにからんだ北東アジア危機の解決策が切実だった。しかし中国のペースに巻き込まれたという指摘まで出ている。ワシントンポストは「ティラーソン長官がデビュー舞台で中国に外交的勝利を抱かせた」と酷評した。
成果がなくはない。「北朝鮮の脅威が米中両国の最優先課題」「軍事的オプションも排除しない」などの断固たる言葉がそうだ。しかし最終訪問地の中国での記者会見ではTHAAD問題が議論されなかった。「北朝鮮核問題の変曲点になる」という期待に大きく及ばない結果だ。もちろん来月の米中首脳会談を控えた意図的な「低姿勢戦略」という解釈があるだけに安易に判断することではない。しかし企業家出身のティラーソン長官の非外交的直説話法で韓米関係がどこかふらついているという印象があるのは確かだ。