【社説】日本経済の復活、韓国だけ知らずにいるのではないか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.22 10:42
日本銀行の黒田東彦総裁が日本景気の回復と物価上昇に強い自信を示した。米国訪問中の彼は「低物価克服のために日本経済は着実に前進している」として「資産の買い入れ政策のおかげでインフレが目標値である2%に到達するという認識が日本国内で大きくなった」と話した。彼は「国際石油価格がゆるやかな上昇の勢いを見せれば、来年初めまでに目標を達成するだろうという自信がある」として「その結果、市場金利が上がり始めれば金融市場は驚くことになる」とも述べた。
彼が自信を見せたのはアベノミクスが3年目を迎え、あちこちで経済復活の兆しがあらわれているためだ。上場企業の2014会計年度の経常利益増加率は3%で、過去最高だった2008年水準を越えると予想されている。実績の好調によりトヨタ・パナソニックなどの代表企業らが相次いで賃金引き上げ計画を発表した。2月の家計支出は前月比0.8%増加傾向に戻り、2月の貿易赤字は1431億円で20カ月ぶりに最低値に下がった。日経225指数は今月初め15年ぶりに取引場で2万円ラインを突破もした。米国の今年の成長展望値を3.1%に引き下げたIMFが、日本の今年の経済成長率を当初より0.4ポイント高い1%に上方修正したのもこうした理由からだ。