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【社説】運命の一週間…弾劾以降を準備する時=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.06 16:14
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大韓民国は今、運命の一週間を迎えている。国外では野獣のような列強が韓国に向かってよだれを垂らしており、国内ではろうそくと太極旗の勢力が内戦のように対立している。権力の不在によって国家的にいかなる重要な意志決定もまともにできていないシステムだ。このような弱点に付け込んで中国のような国は覇権主義の本性を露わにしている。1948年の建国以来、戦争、政変を除いてこのように長い間権力の中心を失ったまま政治が漂流する時はなかっただろう。言葉通りに風前の灯火で、風浪の中の小舟のような局面だ。

朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する弾劾訴追案が国会で可決されたのが昨年12月9日だ。権力空白を速かに埋めるとして3カ月間にわたって息苦しく駆け付けてきた憲法裁判所の弾劾列車が今週、終着駅に到着するだろうという見方が多い。3月13日が李貞美(イ・ジョンミ)憲法裁判所長権限代行の任期終了日であるだけに、その前に判決を下すだろうとみている。憲法裁判所の弾劾終結は、その過程であらゆる苦悩と風浪を経た韓国人の新しい政治文化の誕生につながるべきだ。

 
もう数カ月間、累積人数2000万人を超えたろうそくと太極旗の勢力は審判以降を準備しなければならない。最も重要なのは心の準備だ。憲法裁判所がどのような決定を下そうが、承服して受け入れる心の姿勢を備えるべきだ。ろうそくと太極旗集会に参加した市民が多くの峠をおそるおそる越えながら、かろうじて非暴力を守ってきたのは奇跡的なことだ。このような非暴力平和集会は民主化の過程で韓国市民が作ってきた伝説のような自負心になっている。

この流れで弾劾の結果より重要なのは韓国人の心に刻まれている非暴力という政治文化の遺伝子だ。非暴力平和の遺伝子は憲法と民主主義を守るために永らく次の世代に受け継がれるべきだ。「弾劾が認められればアスファルトに血が落とされるだろう」とか「弾劾が棄却されれば革命しかない」という恐ろしい言葉は、賛否運動の過程から出た激しい言葉にとどまるべきだ。集会に参加する人々もあちこちに隠れた暴力扇動者を警戒し、自制させる努力が求められる。

実際、敵対的な両側陣営の市民は驚くべきほどの忍耐心で政治的意思を表わしている。問題は群衆心理の破壊性を刺激して政治的利益を追求する醜い政治家らの考えだ。懸念されるところは、朴大統領が突然に無罪を主張して自分のせいではないと訴える談話を出したり、感性的なインタビューを自ら要望したりするようなことだ。朴大統領は、太極旗勢力に電話をかけて彼らを勢いづけるなど職務停止にもかかわらず、許され難いことを繰り返してきた。もう朴大統領が陳情するものがあるなら、本人のために国が分かれて国民が引き裂かれた前代未聞の事態に政治的・倫理的責任を負って今すぐにでも大統領職から退くことだ。それが遅きに失したなら、せめて「憲法裁判所のいかなる決定にも謙虚に受け入れる」という立場を表明することで彼女を同情した太極旗市民の心を安定させるべきだろう。

その間、文在寅(ムン・ジェイン)前「共に民主党」代表など野党の政治指導者が見せたポピュリズム政治も大きな失望を与えた。次期大統領を夢見ながら街中の要求を政治に吸収するどころか、随時広場に駆け付けて怒りのろうそくに便乗しているのではないか。このような政治家が表では世論に押されて憲法裁判所の判決を受け入れると言ったが、今後一週間後、もし約束をひっくり返してとんでもない行動に出ることがあってはならないだろう。われわれはこれまでろうそくと太極旗集会に参加しなかった大統領候補を高く評価してきた。幸いに先週、民主党選挙候補の討論会も新しい可能性を見せてくれた。野党候補は「大掃除」と「大連合政府」をめぐって競争し、弾劾が認められて早期大統領選を通して政権交代が行われる場合、自由韓国党や正しい政党とどのような関係を結ぶのかという健全な論争にまで続いた。

もう弾劾が認められようが棄却になろうが、政局は今まで全く予想もしなかった方向に竜巻を起こすかもしれない。どのような場合であれ、政治は「完勝か完敗か」ではない、妥協と交渉の技術という精神を忘れてはいけない。この精神を忘れて、再び広場の群衆に屈服する醜い政治が再発しては困る。どちら側が政権を握っても、議会政治で単独過半数になるのは不可能だ。連合政府と協力政治の不可避性を政界全体が受け止めて弾劾以降を準備しなければならない。

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