【時視各角】われわれは革命を起こそうとしているわけではない=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.28 15:56
語弊が少しあるかもしれない。しかし、週末ソウル都心の既得権者はろうそく陣営だとの考えが何度も頭をよぎった。先週土曜日、光化門(クァンファムン)~崇礼門(スンネムン、南大門)を中心に形成された2大陣営を行き来しながら私はろうそくから得意の表情を読み取った。イ・ウンギョルのマジックショーが添えられた夕方の本行事は「われわれの力が強いということを知った。無茶苦茶な権力を退けることができるということを知った。春はわれわれが作り出した」という宣言で始まった。朴槿恵(パク・クネ)の弾劾と拘束を楽観する雰囲気が流れていた。10余日後、憲法裁判所が大統領の弾劾を認容するであろうとの自信が伝わってきた。数十万の人波のうち、あちこちで十数人が騒がしい酒宴を繰り広げていた。シャンパンをもう開けたのだろうか。
200メートルの緩衝地帯の向こう側には太極旗勢力数十万人が集まっていた。午後2時から9時までの行事の中で、ただの一カ所も焼酎やマッコリは私の目につかなかった。ろうそく陣営は座り、太極旗の人々は立っていた。不安と攻撃性、被害意識が複合した感情と言おうか。広場政治の出発は遅れたが、土壇場で逆転させるという戦意が感じられる。