韓経:【社説】中国の外貨保有高3兆ドル割れ、韓国は人民元ショックに備えているのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.09 13:04
中国の外貨準備高が2011年2月以来5年11カ月ぶりに3兆ドルを割った。中国人民銀行は先日、1月の外貨準備高を2兆9982億ドルと明らかにした。これは前月比123億ドル減で、7カ月連続の減少となる。外貨準備高が減っているのは人民元の急激な下落を懸念する中国当局が人民元を買ってドルを売る市場介入を増やしたからだ。人民銀行も「為替市場の需給均衡のための外貨供給が主な要因」と明らかにした。
中国の外貨準備高3兆ドル崩壊はいくつかの面で象徴的な意味を持つ。2兆ドル台に減少したからといってすぐに中国に大きな変化が生じるわけではない。ただ、その間3兆ドルは一種の心理的支持ラインの役割をしてきたという点で人民元安のペースが速まる可能性は高い。特に人民元の為替レートが1ドル=7元を超える場合はそうだ。人民元はこの1年間の4.7%ほど下落し、現在1ドル=6.88元ほどだ。