「人民元切り下げで輸出に直撃弾」…「不安な10カ国」に韓国も(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.19 11:28
グローバル投資銀行(IB)モルガン・スタンレーが韓国を「為替レート不安国」名簿に含めた。中国の人民元切り下げを受け、韓国金融市場から外国資本の流出が加速化し、危機を迎える可能性があるという1次警告だ。中国に対する経済的な依存度が高く、中国と輸出競争関係にあるため、他の国より大きな衝撃を受けるという点を根拠に提示した。
◆韓国・シンガポールなど中国依存度高く
モルガン・スタンレーは最近作成した「グローバル為替レート戦略報告書」で、韓国ウォンをシンガポールドル、台湾ドルとともに代表的な新興国脆弱通貨に選んだ。報告書は、中国の人民元切り下げによる危機伝播経路を<1>中国と輸出競争関係にある<2>国家経済の原材料輸出依存度が高い<3>輸入物価の下落により物価上昇率低下圧力を受ける--の3つの場合で分析した。韓国とシンガポール、台湾は輸出全体の20%、国内総生産(GDP)の10%以上を中国に依存し、<1>と<3>の経路を通じて影響を受けると、報告書は指摘した。