世界半導体市場、東芝の株式売却で買収戦が激化(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.08 10:26
匿名を求めた業界関係者は「SKハイニックスが株式20%を確保しても経営権とは関係がない財務的投資家としてとどまることになる。だが、主要株主になることで、長期的な技術協業パートナーになる機会を得ることになる」としている。これまでSKハイニックスはDRAMに集中しすぎた売上構造を改善するために、忠清北道清州(チュンチョンブクド・チョンジュ)にNAND工場を新設して米シーゲイトとの合弁会社の設立に乗り出すなど意欲を示している。
業界では今回の買収の最終結果によって、NAND型フラッシュメモリーの市場支配力にも変化がもたらされるものとみている。SKハイニックス、ウェスタン・デジタル、鴻海の3社中1社が最終買収対象に選ばれた場合、2位の東芝の占有率と合わせて、サムスン電子(36.6%)を脅かす「ビッグ2」に成長できるからだ。