韓国の国内総生産（ＧＤＰ）が２０５０年には世界１８位に下落すると予想されている。

グローバル会計コンサルティング会社ＰｗＣが世界ＧＤＰの８５％を占める３２カ国の潜在的ＧＤＰ成長率見通しに基づいて作成した報告書「２０５０世界経済長期見通し」によると、現在１３位の韓国のＧＤＰ（購買力基準）は、２０３０年には１４位、２０５０年には１８位へと段階的に下落する。この順位はナイジェリア（１４位）やエジプト（１５位）、パキスタン（１６位）、イラン（１７位）よりも低い。

現在ＧＤＰ１位の中国は２０５０年も首位を守ることが予想される中、２位の米国と３位のインドは順位が入れ替わるとみられている。日本も現在４位から８位に順位を落とすものと予想されている。２０５０年には４位インドネシア、５位ブラジル、６位ロシア、７位メキシコの順になるという。

報告書は、ブラジル、中国、インド、インドネシアなど７カ国の新興経済国（Ｅ７）の平均成長率は、全体平均の２．５％よりも高い３．５％を示して世界経済成長を主導的に牽引していくだろうと説明した。特に、ベトナム、インド、バングラデシュは年平均５％以上の成長率を記録し、急速な成長を遂げるだろうと予想した。