THAADの影響…春節連休の中国人韓国地方観光客急減の予想(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.26 10:04
空の道は狭くなった。中国人観光客がチャーター機に乗って団体で入国してきた地方空港は直撃弾を受けた。観光客が減っただけでは足らず、中国政府がチャーター機の運航を許可しないため影響が拡大している。春節連休期間に中国から出発する済州行きの航空機は定期路線と不定期路線(チャーター便)がそれぞれ10%と50%も減った。毎年1~2月に中国路線にチャーター便を飛ばしていた清州(チョンジュ)空港と襄陽(ヤンヤン)空港は今年は開店休業状態だ。忠清北道のある旅行会社関係者は「このままでは会社をたたまなくてはならない。いまは観光客を送り出すことも、受け入れることもできない」と愚痴をこぼした。中国政府は昨年末に自国の旅行会社に対し韓国行きの旅行客数を20%ほど減らすようにとの指針を下したとされる。
清州空港から入国した中国人観光客は2015年10~12月の3カ月間に10万751人だったが、昨年の同じ期間には9万723人で10%の1万28人が減った。上海浦東と大連・ハルビン路線は昨年11月から3月25日まで運航が中断された状態だ。