【コラム】今年韓国が渡らなくてはならない4つの険しい橋(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.18 10:42
荒波が予告されている中で1年が重く始まった。深い思念の中でふと19年前のきょうの一場面が思い浮かぶ。1998年1月18日、韓国政府の対外債務交渉チームはニューヨークのウォール街で世界債権銀行団代表13人の冷笑的な眼差しと向き合っていた。その日も交渉は停滞状態にあったが債権銀行は時々刻々韓国の不渡りリスクを計算し時間を稼いでいた。
本国には2人の大統領がいた。金泳三(キム・ヨンサム)大統領は前年97年7月2日のタイ危機勃発時から強力な危機対応措置をできなかったことをひどく後悔し、大統領に当選した金大中(キム・デジュン)氏は選挙にようやく勝った後で勝者の呪いに陥らないだろうかと恐れ連日国際社会にラブコールを投げかけていた。近くインドネシアのデフォルト宣言が予想される中で新興国の金融市場は揺れ動き、韓国は毎日G7諸国の財務省との深夜の電話交渉でデフォルト危機を克服していた。