【コラム】「ちょっとかわいそうな韓国経済」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.25 09:16
朴槿恵(パク・クネ)大統領が韓国経済をかわいそうだと言った。一昨日開かれた青瓦台首席秘書官会議でした話だ。国会での処理が遅れた不動産3法を「のびたうどん」に例え、「それを食べても経済が力を出し活性化するのを見ると、少しかわいそうに思える」と述べたものだ。経済回復が遅れることに対する切実な無念さとともに経済活性化に対する限りない関心と意志が読み取れる。それとともに「今年の国政運営の最優先課題は経済活性化」とし、「内需中心の経済活力向上と4大改革課題をスムーズに推進し、30年の成長の跳躍に向けた踏み台を作る」とした。執権3年目を迎え経済活性化に国政の最優先順位を置き邁進するという覚悟だ。
ところでここにこんがらがる問題がある。大統領が繰り返し力説する「経済活性化」がいったい何を指す言葉なのかが明確でないということだ。不動産3法に言及する時は景気回復を意味するように見え、30年成長の踏み台を話す時は経済の体質改善と構造改革のように聞こえる。そうでなければ経済関連事案をひっくるめて韓国経済がうまくいくのに役立つものを総合的に総称する表現なのかもしれない。