【社説】世界が驚くろうそく革命の力=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.11.27 13:06
世界が驚いている。世界11位の経済大国、透明社会を代弁するIT天国である韓国で起きた国政介入と国紀紊乱、憲政秩序破壊に開いた口を閉じられずにいる。だが世界は別の事実にさらに驚いている。国家元首の退陣を要求する革命的な波がガラス窓1枚壊すことなくこれほど平和的に進められるということに驚いている。国家的暴力性と市民的成熟さが不思議に共存する韓国社会を世界の人たちは驚きの目で眺めている。
検察が立証に99%の自信を持つという崔順実(チェ・スンシル)、安鍾範(アン・ジョンボム)。チョン・ホソンの3人の容疑内容だけ見ても朴槿恵(パク・クネ)政権は政府というより組織暴力集団と呼ぶのが似合う顔をしている。企業家を脅し寄付金ではない寄付金を巻き上げ、自分たちに協力的でない公職者をさまざまな手段を使って追い出し、人事と不動産対策など国家機密が盛り込まれた情報を事前に国政と関連のない民間人に渡していた。国民はその背後に大統領がいると疑っている。それでも支持率4%の大統領は退陣を拒否しており、大統領を庇護する政界の護衛武士は厚顔な詭弁で国民をさらに憤怒させている。
こうした非正常を正すために国民が広場に集まった。みぞれが降り体感温度が大きく下がった良くない天気にもかかわらず、ソウル・光化門(クァンファムン)広場と全国津々浦々を明るく照らしたろうそくの火は消えなかった。「風が吹けばろうそくの火も消える」というある与党議員の「妄言」をあざ笑うかのように、土曜日のろうそく集会は5週目を迎えた26日にソウルの150万人を含め全国で190万人(主宰側推定)の市民が集まってろうそくを手にした。過去最大規模のろうそく集会だ。