【時視各角】朴大統領、愛国の勝負に出るべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.07 13:03
大韓民国が朴槿恵(パク・クネ)大統領を捨てる雰囲気だ。支持率はわずか5%にすぎない。2回目の謝罪の「弱者コスプレ」は通用しなかった。大統領は「決してカルト宗教にはまっていない」と述べたが、国民の目には今でも邪悪な雰囲気が漂っているように見える。「こんなことをしようと大統領になったのか…」という嘆きさえも嘲弄と軽蔑の対象だ。朴大統領は権力に対する未練を捨てられないようだが、すでに政府は崩壊の危機を迎えている。警察までが慎重になっている。ろうそく集会を鎮圧して人命被害でも発生すればそれこそ終末だ。
国民は屈辱感と背信感から朴大統領を「非好感」にして久しい。なぜ崔順実(チェ・スンシル)の周囲にはこっそりと携帯電話を録音したりCCTVを撮るなど汚ない人たちばかりなのか。我々の社会がそのようなレベルの低い人物たちに代理統治されたという羞恥心に憤怒している。国民は青瓦台(チョンワデ、大統領府)文書流出を「国基紊乱」と断罪した大統領が、なぜ崔順実にはすんなりと秘密文書を渡したのかと尋ねている。「義理」を前に出した大統領が国民の信頼を完全に裏切ったのだ。