「親朴突撃隊」と呼ばれる議員も「弾劾賛成」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.25 09:52
金賢雄(キム・ヒョンウン)法務部長官と崔在卿(チェ・ジェギョン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)民情首席秘書官の辞意表明とともに、与党内で朴槿恵(パク・クネ)大統領の親衛勢力の離脱が表面化している。中央日報がセヌリ党議員全員を対象に22~23日、アンケート調査を実施したところ、朴槿恵政府閣僚と青瓦台参謀を務めた議員のうち相当数が弾劾賛否に対して「悩んでいる」と答えた。朴大統領とともに働いてきた青瓦台出身議員は「大統領との関係を考えれば賛成票を入れることはできないが、国民感情と国家の混乱を考えればむやみに反対を貫くわけにもいかない」と話した。「悩んでいる」と答えた他の青瓦台出身議員は「日ごとに 国民感情を刺激するようなニュースが出ている。より大きい何かが出てきたら、意思決定に影響を及ぼすだろう」と述べた。「弾劾反対」の側に立っている朴槿恵政府官僚出身議員は「今は反対だが、心変わりするかもしれない」と答えた。「弾劾反対」の立場を明かしたある親朴系比例代表議員は、私席では「弾劾で心を決めるしかない」と本音を打ち明けた。
調査では親朴に分類された議員のうち4人が弾劾に「賛成する」と答えた。この中には、党職を務めており、党内で「親朴突撃隊」と呼ばれている議員も含まれている。
セヌリ党李鶴宰(イ・ハクジェ)議員は23日、フェイスブックに載せた文章で「青瓦台側が検察捜査の結果が偏っているため検察調査を受けないと主張するのは、国民の意を拒否して約束を守らないこと」とし「特検の捜査も偏っていると判断された時はどうするつもりか」と指摘した。李議員は朴大統領がセヌリ党非常対策委員長と大統領選候補時代だった2011~2012年、秘書室長を務めた。