<非朴勢力の復帰>親朴「クーデター」 非朴「作戦の勝利」 青瓦台「あり得ない」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.17 13:17
青瓦台(チョンワデ、大統領府)と与党セヌリ党の関係が尋常でない。正確には無所属の劉承ミン(ユ・スンミン)議員の復党を主導した鄭鎮碩(チョン・ジンソク)院内代表と事前にこれを知らされなかった朴槿恵(パク・クネ)大統領の葛藤だ。
親朴派議員は公然と「クーデター」と表現し、非朴派議員は「作戦の勝利」と語った。16日のセヌリ党革新非常対策委の会議でどんなことがあったのか。党の関係者は「会議前に非主流(非朴派)側で『きょう決めよう』という共感があった」とし「会議が始まると作戦が一瀉千里に進行した」と伝えた。
会議が非公開に転換されると、鄭院内代表は非常対策委員でないという理由で親朴派の金泰欽(キム・テフム)事務副総長らを送り出した。そして「きょう復党問題を決めよう」と提案した。すると金熙玉(キム・ヒオク)革新非常対策委員長は「意見をまとめてから来週決めよう」と反論した。非常対策委では賛否が分かれた。「復党の議論を遅らせるべき」という意見が優勢な中、「次期指導部で決めるのがよい」(オ・ジョングン委員ら)という反対の声も出てきた。特に鄭院内代表が金委員長に対し「きょう復党決定をしないのは犯罪」と攻撃し、会議が急激に硬直した雰囲気になったと、出席者は伝えた。