「2033年火星に行った初の人類、私が韓国人に変えました」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.17 10:25
「夜空を見ながらいつも星に魅惑されていましたが、宇宙旅行のことはそんなに考えたことはありませんでした。このドラマを研究しながら宇宙に魅了されるようになりました。1960年代には火星に接近できていたということ、火星に降り立とうと長い間計画してきたことなどを知るようになって驚きでした。最も衝撃的だったのは、火星行きの現実はもうすぐそこまで来ているということです」
19日に初放送されるナショナルジオグラフィックチャンネル(NGC)の『マーズ 火星移住計画』(以下、『マーズ』/毎週土曜日午後11時)で主役を演じたミュージシャンでもある女優キム・ジヘの言葉だ。全6話仕立てのこのSFドラマはさまざまな面でユニークかつ興味深い。6人の宇宙飛行士が宇宙船「ダイダロス」に乗り込み、人類初の有人火星探査ミッションと居住任務に当たる2033年の物語を、2016年現在の実際の専門家が聞かせてくれる科学的知識と交差させて描いている。民間宇宙企業「スペースX」のイーロン・マスク氏や映画『オデッセイ』の原作者アンディ・ウィアー氏ら本人がドキュメンタリー形式で登場していて目を引く。さらに興味深いのは「ダイダロス」の乗組員であるソフトウェアエンジニアの「ハナ・スン」と地上通信スタッフ「ジュン・スン」が双子の姉妹、それも韓国系であるという点だ。1人2役で姉妹を演じた女優キム・ジヘに電子メールで取材を試みた。