韓国の宇宙産業、衛星活用サービスが中心…民間部分はよちよち歩き水準
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.12.15 14:18
米国を中心にグローバル宇宙産業がいち早く大きくなっているが、韓国ではまだ初期段階だ。宇宙事業が政府主導で進められる中で、民間部門は「宇宙宅配」や「宇宙タクシー」に言及すること自体が難しいレベルだ。
現代経済研究院によれば韓国の宇宙産業市場は、衛星放送のような衛星活用サービスが中心をなす。この分野の売り上げが1兆9367億ウォン(2013年基準)で、全体宇宙産業の売り上げの93.4%を占める。衛星体・発射体のような宇宙機器の製作分野での売り上げは6.4%(1330億ウォン)に過ぎない。宇宙産業関連の民間企業もほとんどが零細だ。150社余りの宇宙産業関連企業の中で年間売り上げ10億ウォン未満が51.7%と半分を超える。引き続き売り上げ10億~100億ウォンの企業が27.9%で、1000億ウォン以上の企業は2%に過ぎない。