「“日帝残滓”の制服、これからは韓国美まとったものを」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.04 08:37
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キム・イェジンさんは「生徒たちの心の中に韓服に対する自負心を芽生えさせたかった」と話した。
先月31日、江原道横城郡(カンウォンド・フェンソングン)の民族史観高等学校講堂。チョゴリ(韓服の上衣)・チマ(巻きスカート)からトゥルマギ(韓国外套)までさまざまな韓服の制服51点が展示されていた。休み時間を利用して講堂にやって来た生徒たちは、服を触ったり試着したりした後、自分が気に入ったサンプルに票を入れた。
この日の行事は同校が開校20年で初めて韓服の制服のデザインを変更するために設けられた展示会だった。「着映えがするように体の形に沿わせてデザインしたところ、女子生徒に特に人気のようですね」。
新しい制服のサンプルをデザインした韓服の名匠、キム・イェジンさん(51)が生徒たちの反応を見てそう話した。キムさんは金大中(キム・デジュン)元大統領夫妻のノーベル平和賞受賞記念衣装をはじめ、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領や潘基文(パン・ギムン)国連事務総長、クリントン元米国大統領夫妻、映画俳優アンソニー・クインさんやニコラス・ケイジさん、野球選手の李承ヨプ(イ・スンヨプ)さんら国内外の有名人の韓服をデザインした韓服の名匠だ。昨年は大韓民国の新知識人にも選ばれた。そのようなキムさんが制服をデザインすることになったのはことし3月、古い常連からかかってきた1通の電話のためだ。