【コラム】日帝の蛮行を告発したジャーナリストと共にした時間旅行(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.15 10:40
先週ニューヨークに行ってきた。仁川(インチョン)空港からジョン・F・ケネディ空港まで13時間の飛行時間とその分の時差はいつも忍耐の限界を試す。体を動かして可能なすべての姿勢を取ってみるが、不便で退屈なことは同じだ。やはり方法は1つだけだ。本と共にする旅行だ。どんな本に出会うかがカギだが、成功すればこれより良い方法はない。
『韓国の独立運動』という本を読んだことがある。スコットランド出身のカナダの記者フレデリック・アーサー・マッケンジーが1920年に書いた本だ。今年3・1節(独立運動)95周年を迎えて国家報勲処が彼に建国勲章独立章を追叙したのを機にその本を選んだ。マッケンジーは英国デイリーメールの極東地域巡回特派員で、日露戦争と韓国の義兵活動、3・1独立運動を現場で見守って日帝の蛮行を告発したジャーナリストだ。韓国史の教科書ごとに旧韓末(朝鮮時代末期から大韓帝国時代)の義兵の抗日闘争を説明する部分で必ず登場する写真を撮った主人公でもある。