【コラム】自殺問題解決の韓日戦でも開こう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.22 14:07
「生活の香り」というコラム欄にふさわしい文章を書きたいが、筆者の感性が干からびたのか、それとも余裕のない社会の現実のためか、以前のように潤いのある文章を書きにくくなったことを時々感じる。現実の本当の生活は美しい香りだけでなく苦痛の香りも混ざっていると自らを合理化したりもするが、それでも虚しさは残る。
例えば「毎年秋がくると」のような表現の後に「秋の情緒や過去の思い出に浸る」というような文章を結びつけることができればよいが、危機の時代に生きているためか、「毎年秋がくると」の次に「発表される自殺率統計に緊張する」という重い話をつなぐ自分の姿を発見する。実際、年間1万4000人近い自殺者が発生するこの現実が危機でなければ何であろうか。研究テーマの一つが自殺予防という理由から、前年度の死亡原因統計が発表される秋がくると、他の自殺問題専門家・研究者と同じように緊張して注目する。