<チャイナインサイト>不和説の習近平主席と李克強首相が繰り広げる「中南海南北の争い」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.19 15:22
中国が政治の季節を迎えた。24日から27日まで中国共産党第18期中央委員会第6回総会(6中全会)が開かれる。中国指導部の大々的な交代が予定された来年秋の第19回党大会を1年後に控えて開催される行事だ。自然に競争的な関係である序列1位の習近平国家主席と2位の李克強首相の力比べに注目が向かう。特に今年は経済運用をめぐる2人の間の不和説が絶えなかったため世間の関心は大きい。
権力争いはどの王朝にもあった。唐の時代の後半には翰林院学士と宦官の間の争いが激しかった。宮廷の南側には翰林院が、そして北側には宦官が布陣し、「南院北院の争い」と呼ばれたという。当時から1000余年の歳月が流れた21世紀の中国で、またも「南院北院の争い」という言葉が出ている。