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【取材日記】「リコール内需差別」に沈黙する現代自動車=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.10 09:46
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ところで疑惑を広げるニュースがまた起きた。9日の米カリフォルニア連邦地裁によると、現代自動車はYFソナタのエンジンに欠陥が見つかったという訴訟を起こした米国の消費者に修理費全額を補償することで合意した。該当車両所有者88万5000人に対する無償点検と保証期間延長を約束し、すでに車両を修理した消費者にも修理費とレンタカー費用を支払うことにした。米国でリコールとは別に追加補償まで出した形だ。

韓国では? 何の知らせもない。現代自動車関係者は「米国で問題になったYFソナタと韓国で生産した製品が同じエンジンを使っているというのは合っている。だが米国工場で作った製品にだけできる工程上の問題だ。韓国では不良率が顕著に落ちリコールしなかった」と釈明した。内需差別議論が繰り返されるたびに現代自動車は「内需差別はない」と釈明してきた。しかし今回のようにリコール問題が起きた時は「内需用は海外販売用とは違う」と対応する。いったいどれが正しい話なのか。

 
現代自動車は韓国をグローバル自動車ビッグ5にした会社だ。だが韓国人の特別な現代自動車愛があったので可能なことだ。現代自動車が内需差別疑惑でもっと潔くなければならない理由だ。いまからでも「そうならそう、違うなら違う」と正式に釈明するのがグローバル企業として生まれ変わり消費者の信頼を守る道だ。現代自動車自ら黙りこくって不必要な不信を広めていないか自問しなければならない。会社の気が向いた時だけする広報は疎通ではない。

キム・ギファン産業部記者


【取材日記】「リコール内需差別」に沈黙する現自動車=韓国(1)

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