尋常でない中国…現代自動車会長、再度2日間の現場経営
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.18 10:40
現代自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長(77)が来週2日間の日程で中国出張に行き「現場経営」を強化する。グループの「宿願事業」である現代自動車中国第5工場の着工式に参加し、中国ローカル企業の低価格攻勢などの競争激化で現代・起亜自動車のシェアがぐらついている中国市場で突破口を確保するためだ。
現代自動車グループ関係者は、「鄭会長をはじめとするグループ首脳部が23日に予定される中国第5工場着工式出席のため訪中することにした。第5工場が建てられる重慶だけでなく商用車工場がある四川まで経由する計画と承知している」と話した。2018年完工予定の重慶工場は年間生産能力30万台規模で、現代自動車が中国政府から許認可を受けるのに約3年を費やしたほど力を入れている事業だ。重慶工場を作るため中国政府の要請に応じて北京に近い河北にも年間生産能力30万台規模の中国第4工場を合わせて作るほどだ。
昨年3月から1年3カ月ぶりとなる鄭会長の中国出張は、普段とは異なる格別の意味を持っている。独フォルクスワーゲン、米ゼネラルモーターズ(GM)とともに中国でビッグ3に挙げられるほどの現代・起亜自動車が今年に入り中国市場で苦戦を免れられずにいるためだ。鄭会長は起工式後に現代自動車の中国合弁法人の北京現代(乗用車)、四川現代(商用車)の法人長をはじめとする現地役員から市場状況の報告を受け、必要な場合には格別の措置まで下すという。