米国でカムリより高くなったソナタ…現代自動車、円安が直撃
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.05 08:55
現代(ヒョンデ)自動車の株価は4日、3.13%下がった。心理的抵抗線とされた16万ウォンを割り込み15万5000ウォンで取り引きを終えた。9月に韓国電力の敷地を落札してから28.9%の下落で、この日株式時価総額2位の座もSKハイニックスに明け渡した。2011年以降サムスン電子とともにリードしてきたKOSPIの2強体制も崩れた。現代自動車の凋落は“円安爆弾”の衝撃を見せるバロメーターだ。
このところ米国でトヨタの新型「カムリ」は2万2970ドルから売られている。現代自動車「ソナタ」の2万1150ドルと1820ドルしか差がない。高級仕様はむしろソナタの方が高い。2~3年前にはモデル別で現代自動車が2000~3000ドルほど安かったがいまでは逆転した。円安を背にした日本の自動車メーカーのマーケティング攻勢はさらに積極的だ。日産は今年だけで14%、ホンダも8%ほど自動車の値段を下げた。価格差は販売実績で現実化している。現代自動車は先月米国市場で9万4775台を売った。前年同期に比べ1.6%増えた。米国全体の自動車販売増加率が4%台ということを考慮すると平均以下の成績だ。トヨタは今年米国をはじめとする世界市場で1000万台以上売ると予想している。