韓経:日本の長短期金利調節…ウォン・ドル為替レートにどんな影響?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.26 10:45
長考の末、「妙手」になるのか「悪手」になるのか。発券力を動員した円安誘導、米国式の量的緩和、マイナス金利制の推進に続き、弱まっていくアベノミクス(安倍首相の経済政策)を生かすために日本銀行(日銀)が最近出した「長短期金利調節対策」をめぐる市場の評価は分かれる。長短期金利の差は「収益率曲線(yield curve)」をいう。
特定国の収益率曲線を説明する理論には「期待仮説」「流動性プレミアム仮説」「市場分割理論」がある。最も多く活用される流動性プレミアム仮説によると、満期が長い債券であるほどリスクが高く、これを補填するプレミアムがあってこそ需給上の均衡を探すことができる。このため長期金利が短期金利より高いのが正常だ。