【現場から】避難所なくビニールハウスに…「地震野宿者」作った韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.22 08:05
「怖くてたまらない。寒くて暗いので行くところもない。ビニールハウスに入っていた」。
20日午前9時30分ごろ、慶州(キョンジュ)徳泉(ドクチョン)1里の村会館の前。前日、マグニチュード(M)4.5の比較的強い余震が発生したところだ。疲れた表情のイさん(78、女性)が手で服をはたきながらこのように話した。イさんは19日午後8時33分、M4.5の余震が発生すると家から跳び出した。家が崩れるのではと恐怖を感じたからだ。12日のM5.8の地震ですでに家のあちこちにひびが入った状態だ。
当時、イさんは慌てて家を出たが、行くところがなかった。村会館も400回余り続いた余震のため建物のあちこちに亀裂が入っている。やむを得ずイさんは家の前の小さなビニールハウスを地震避難所にした。そして朝まで恐怖と寒さに震えた。