【時論】東日本大地震が触発した慶州地震(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.21 08:11
12日夜、多くの国民は生涯忘れられない経験をした。地面と建物が揺れる、珍しく恐ろしい経験だった。パニック映画の素材や他国の話と思っていた地震が予想外の大きな規模で発生したのだ。この日午後8時32分に発生したマグニチュード(M)5.8の慶州地震は韓半島(朝鮮半島)地震記録の新たな里程標となった。その後も数百回の小さな余震が続いていたが、19日夜の同じ時間にまたM4.5の強い余震が発生した。政府の未熟な対応もあり、多くの国民が地震のトラウマに苦しんでいる。
慶州地震は政府が公式に地震観測を始めた1978年以降、最も大きな地震だ。地震は北北東-南南西に発達した垂直断層が地下12キロで水平にずれる走向移動断層で発生した。ここは活性かどうかをめぐり多くの論争が続いてきた梁山断層帯に属し、特に注目される。多くの地震は地球の表面を覆っているプレートが絶えず動きながら互いに押し合う過程で生じる。環太平洋火山帯で火山の噴火と地震が多いのも、それだけ多くのプレートがぶつかる境界地点であるからだ。