韓国の学校施設、78%が地震に脆弱
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.20 16:26
韓国では高速鉄道や公共建築物など公共施設物の耐震補強率が極めて低いことが分かった。特に、学校施設計2万131棟のうち約78%(1万5653棟)が地震に脆弱で安全問題が至急だという。
韓国建設産業研究院は20日、ソウル論硯洞(ノンヒョンドン)建設会館で「安全でスマートな都市構築のための老朽インフラ性能改善」討論会を開催した。この日、発表者のイ・ヨンファン研究本部長によると、2014年を基準としてソウル市地下鉄1~4号線総延長の約40%(53.2キロ)が耐震性能を確保できずにいることが調査された。イ氏は「地下鉄1~4号線の一日の輸送人員が730万人、年間15億人に達するが、地震が発生すれば大きな人命被害が発生するおそれがある」としながら「耐震補強工事完了時点を短縮しなければならない」と話した。現在、ソウル市は同区間53.2キロに対して2020年までに計3220億ウォンを投じてマグニチュード(M)5.7~6.3の地震に耐えられる耐震補強工事を進めている。