【社説】韓国揺るがした強震…地震の安全地帯はない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.13 08:29
昨日午後7時44分、慶尚北道慶州市(キョンサンブクド・キョンジュシ)付近でマグニチュード5.1の地震が発生した。その後22回の余震が続いて午後8時32分にはマグニチュード5.8の強い本震が慶州から南南西9キロの地点で起きた。内陸で発生した史上最も強い今回の地震は全国を揺るがした。慶州だけでなく釜山(プサン)の高層マンションから住民たちが驚いて飛び出し、震源地から遠く離れたソウル仁川(インチョン)はもちろん済州島(チェジュド)まで揺れが感知された。
幸い慶州付近の月城(ウォルソン)・ハンウル原子力発電所は特別な被害なしで正常稼働された。仏国寺(プルグクサ)などの重要文化財の被害も報告されなかった。震源地付近を通過した高速鉄道KTXは緊急停止した後、時速30キロ以下で徐行運転した。地震直後にモバイルメッセンジャーのカカオトークが不通になり会社側が緊急復旧に出た。時間が経つにつれ地震によって建物にひびが入ったり水道・ガス管が破裂したりした被害事例が次々に集計されている。