韓経:韓国経済に無関心な韓国の経済学者たち…論争も苦言も消えた(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.26 10:47
韓国の経済学者に韓国経済を尋ねることに冷やかな時代だ。景気浮揚と借金調整のジレンマが当局者を困らせ構造調整に国民のお金をどれほど投じなければいけないのかで論争が広がっている時も、学界は無関心だった。政府が役割を果たせない時に果敢に「苦言」を投げかけるべき学界には「ポリフェッサー(politics+professor、現実政治に積極的に参加する教授)」と御用学者だけがあふれているという自嘲も出てくる。グローバル金融危機から9年が過ぎたが学界の診断力は後退したという指摘だ。論文実績中心の評価システム、非主流を敬遠する学界、批判が自由ではない文化などが韓国経済学の危機を招いている。
◆大きな問いを冷遇する国
今年4月の総選挙公約から始まったいわゆる「韓国型金融緩和」はせっかく登場した巨大イシューだった。実体が曖昧な話題をめぐって消耗的な論争が続いた。「誰のお金を投入すべきか」という問題で政府と韓国銀行の間で神経戦ばかりが激しかった。約2カ月間もめた末に11兆ウォン(約1兆円)規模の資本拡充ファンド設立が決定された。