15年ぶりに韓国内でコレラ患者発生…光州の50代男性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.23 15:17
後進国の感染病であるコレラが韓国で15年ぶりに確認された。疾病管理本部は23日、光州(クァンジュ)広域市に住む59歳男性会社員の可検物からコレラ菌が確認されたと明らかにした。コレラは2001年以降国内では発生しておらず、2003年以降の患者57人は全て海外旅行先で感染した。
保健当局によればこの男性は10日、軽い下痢と腹痛症状があり光州広域市のミレロ21病院に入院し、この病院が個室に隔離して18日保健所に申告した。22日に実験室の検査でコレラ菌の感染を確認した。この患者は抗生剤などの治療を受けて症状が消え20日に退院した。コレラ管理指針によれば症状が消えた後も48時間隔離することになっている。
この男性は症状を見せる前に家族(妻、子供2人)と共に慶尚南道(キョンサンナムド)の海辺に出かけており出先で刺身を食べた。保健当局はこの刺身料理店で感染したものと推定している。コレラ菌はビブリオ・コレラ菌と呼ばれ魚などの海産物に含まれていて人にうつる。