ノート７を筆頭にグローバルスマートフォン市場では虹彩戦争が本格化する見通しだ。ノート７以前にはマイクロソフトと富士通などが虹彩認識機能を搭載したスマートフォンを発売したが販売台数はわずかだった。

カギはアップルだ。ＩＴ業界はアップルが２０１８年に発売する「ｉＰｈｏｎｅ８Ｓ」に虹彩認識機能を搭載すると予想している。新技術を好む中国人消費者を狙いファーウェイなど中国のスマートフォンメーカーも虹彩認識機能を相次いで導入するだろうというのが業界の見通しだ。新韓投資証券のハ・ジュンドゥ研究員は「虹彩認識機能の便宜性に慣れた消費者を中心に、簡単に他製品に乗り換えないロックイン効果は相当なものとみられる。こうした顧客を誘引するため他メーカーも虹彩認識機能を無視できないだろう」と話す。

ノートシリーズの象徴であるペン機能はさらにアップグレードされた。まず防水・防塵機能が追加された。ノート７本体とＳペンとも水深１．５メートルで３０分耐えられる。雨の中でＳペンを使ってメモができるわけだ。Ｓペンを動画に当てて四角形を描けば画面がキャプチャーされるなど映像共有機能も改善された。外国語の単語にペンを当てれば意味を翻訳し、小さな文字に当てれば老眼鏡のように大きく表示する機能もある。サムスン電子のコ・ドンジン無線事業部長（社長）はこの日行事会場で「サムスン電子が創造したファブレットカテゴリーでのリーダーシップをさらに確固にするだろう」と話した。

ノート７は容量６４ギガバイトでコーニングの最新作である「ゴリラガラス５」と３５００ｍＡｈの大容量バッテリーを搭載した。前面・裏面ともサイドを曲面仕上げにしたエッジデザインを採用した。１９日に韓国をはじめ世界市場で順次発売される予定だ。


サムスン「ギャラクシーノート７」、目でロック解除…アップルと「虹彩戦争」開始（１）