【社説】開放と融合の力示す「ポケモンGO」ブーム=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.15 09:33
代表的避暑地の江原道(カンウォンド)の束草(ソクチョ)が早めのかき入れ時を迎えているという。日本のゲーム会社の任天堂が米国のオーグメンテッド・リアリティ(拡張現実、AR)企業ナイオンティクとともに開発した「ポケモンGO」というゲームのおかげだ。このゲームは「ピカチュウ」などの『ポケットモンスター』のキャラクターたちを携帯電話の位置情報システム(GPS)を利用して探して集める内容だ。今月7日、米国やオーストラリアなどで発売されたが、加入者数と利用時間が空前絶後のスピードで増えている。最近5~6年間、力を発揮できなかった任天堂の株価も先週1週間、75.9%急騰した。
「ポケモンGO」ブームは、開放と融合という4次産業革命の傾向をよく示している。長い間、世界最高のゲーム会社として君臨してきた任天堂は、ソフトウェアとハードウェアのいずれも「自分のもの」だけにこだわってきた。 「スーパーマリオ」のようなゲームを「ゲームボーイ」や「Wii(ウィー)」のような専用ゲーム機で楽しむことができるようにした。しかし、「ポケモンGO」はこのような閉鎖性を脱し、アンドロイドやアップルの携帯電話で楽しむことができるようにした。 以前のように自社のゲーム機に固執したとしたら、このような成功は期待することが難しかっただろう。