【コラム】「世界で最もスマートな企業50」からサムスンがはずれた理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.30 10:22
「スマート・革新・変化・創造」。スタートアップから大企業まで関係なくみながうらやましがる価値だ。それでこの価値に誰がうまく近づいているのは常に関心事だ。マサチューセッツ工科大学(MIT)テクノロジーレビューは、2010年から毎年これをうかがわせる順位を発表している。「世界で最もスマートな企業50」がそれだ。「技術関連ビジネスを新しくした企業」を最低12カ月以上分析して観察して選ぶという説明だ。新しいビジネスモデルを作ったり、市場に魅力的な技術をリリースしたりした企業がリストの主人公になる。売り上げや収益、特許数のような量的指標は考慮しない。
当然、絶対的な基準ではない。それでも相当な示唆点を与える。今年は昨年上位にいた企業が大挙してはずれた。昨年2位だった中国シャオミの不在が最も特徴的だ。昨年は「『アップルの低価格バージョン』という事業モデルをこえた割引とモバイルメッセージのプラットホームとして成熟しつつある」と判断して革新的だと評価されたが、今年は50位圏外だ。スマートフォン市場内で新しさを提示できないからだ。ライバル会社も同じ境遇だ。アップルも昨年16位だったが今年ははずれた。2014年に4位だったサムスン電子は昨年に続き今年もリストにない。