【コラム】サムスンの「危機経営」プラスよりマイナスが大きい(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.08.18 16:35
サムスンが危機経営モードに入った。サムスン電子の4-6月期の実績とスマートフォン販売量が大きく落ちたからだ。李健熙(イ・ゴンヒ)会長の長期入院も懸念を強めている。財界のリーダー格のサムスンが揺れ、韓国経済全般の悩みも深まっている。
いくつかの事実を冷静に見てみよう。まず、サムスンは本当に危機を迎えたのだろうか。そうではないと考える。サムスン電子の四半期の営業利益が10兆ウォン(約1兆円)から7兆ウォンに減ったのは、アーニング(実績)ショックにすぎず、危機ではない。むしろ非常に運が良かった時期を通過し、正常に復帰する過程と解釈したい。