サムスン電子、昨年の営業利益8兆3000億…実績も予測も大幅に“外れ”(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.08 09:28
「アーニングショック(Earning shock)だ」。
7日、サムスン電子が昨年10-12月期の暫定実績を公開すると、ある証券会社のアナリストはこういう反応を見せた。営業利益が予想を大きく下回り、衝撃を受けたということだ。それもそのはず、この1カ間に出てきた国内証券会社のサムスン電子営業利益推定値(コンセンサス)は9兆4626億ウォン(約9400億円)だった。この日発表された8兆3000億ウォンより1兆ウォン以上多い。しかし市場に混乱はなかった。この日、サムスン電子の株価は前日比3000ウォン(0.24%)安の130万4000ウォンで取引を終えた。“ショック”を受けたのはアナリストだけだった。
市場が落ち着いていたのは、外国系証券会社による“予防注射”のおかげだ。2日、新年最初の株式市場が開かれると、外国人はサムスン電子の株を一斉に売り始めた。BNPバリバがサムスン電子の純益を8兆7800億ウォンに下方修正した影響が大きかった。同日、クレディ・スイスも営業利益を8兆ウォン台半ばと予想した。サムスン電子の株価は2日続落で5%以上も落ちた。